七
龍田路万葉紀行
海(わた)の底 沖つ白波 立田山 いつか越えなむ 妹があたり見む (1・83 長田王)
龍田山 見つつ越え来し 桜花 散りてかすぎなむ 我が帰るとに (20・4395 家持)
秋されば 雁飛び越ゆる 龍田山 立ちても居ても 君をしぞ思ふ(10・2294)