平成28年11月の紅葉旅をまとめて
11月20日 「伊藤若冲展 相国寺承天閣美術館」にて

11月23日 「近江・美濃 永源寺・鶏足寺・多良峡 の紅葉めぐり」
阪急トラピックス バスの旅
背景は鶏足寺のもみじ落ち葉の名所


11月20日
 
 
お歳暮の為に京都市に出ました。前夜、どこか面白そうな展示がされている美術館はないかな?と検索したところ、相国寺承天閣美術館で「伊藤若冲展」が開催されていることを知りました。承天閣美術館は5月23日「いのちの賛歌 森田りえ子展」以来であり、十分に土地勘があります。

 「伊藤若冲展」は大正解でした。凄かった!!!!!若冲の凄さがつくづくと感じられる展示品の絵画は見事でした。
 伊藤若冲展案内書裏面には以下の記載があります。
 
 相国寺観音懺法(かんのんせんぼう)を荘厳する 動植さい(糸偏に采)絵30幅(コロタイプ印刷による複製品)を一堂に展示。以下の部分です。
 
今年は伊藤若冲(1716〜1800)生誕300年を迎えます。これを記念し、若冲の名品の数々を展示いたします。宝暦9年(1759)鹿苑寺(金閣寺)大書院に描いた障壁画50面(重要文化財)全て。また明和7年(1770)若冲が相国寺へ永代供養として奉納した「動植さい絵30編」は毎年6月、相国寺方丈で厳修される観音懺法法要に明治まで掛けられておりました。(現在は宮内庁三の丸尚蔵館所蔵)。この度コロタイプ印刷により精密に復元された「動植さい絵30幅」を一堂に展示いたします。若冲畢竟(ひっきょう)の作品をぜひ御堪能下さい。

 (コロタイプ印刷)ゼラチン水溶液に重クロム酸塩を加えた感光液をガラス板に塗布・乾燥させ、これに撮影されたネガフィルムを密着し紫外線を当てる。これによってできる細かい”しわ”にインクを付着させ印刷する。多色印刷は、幾度も撮影を繰り返し、各色の製版を作り、重ね刷りをする。複雑な手間と高度な技術により、本物と見紛うほど精密に復元される。現在では、世界的に希少な技術となっている。

 「重要文化財」鹿苑寺大書院旧壁画 双鶏図貼付         亀図 聞中浄復賛          竹図襖        
 仙人掌群鶏図          梅花皓月図           老松鳳凰図           南天雄鶏図              
 旭日鳳凰図           貝甲図         

 私見で言えば、江戸時代における画家の中では葛飾北斎と双璧の画家、写実主義と奇想天外な描写をする画家と思われます。ともに、強烈な感動を受けます。

 伊藤若冲展の鑑賞とともに、相国寺の秋、紅葉を楽しみました。

 京都地下鉄烏丸今出川駅を出て、少し歩き、東に足を向けます。右手は同志社大学校庭、すぐに臨済宗相国寺派大本山の門をくぐります。左に「瑞春院(雁の寺)」(水上勉「雁の寺」の舞台)の門が見え、門内の景色が覗われました。 門内の景色1      門内の景色2         法堂を覆うような紅い葉の固まり。         美術館へ向かう道にそう紅葉。         右手のお庭。         美術館への門を入ると両側に紅葉の木々が。         チョット晩秋雰囲気があります。       伊藤若冲展の鑑賞が終わりました。

 相国寺塔頭の一つ「大光明寺」。 大光明寺(歴応2年 1339年 後伏見天皇女御 広義門院西園寺寧子が夫の第93代後伏見天皇の菩提を弔うために創建されました。         門内は。       

 寺内の帰り道に見事な紅葉が。        紅いツートンの巨木が目を引きます

 昼食は京都駅構内の四川料理の中華屋さんで、酢豚定食を頂戴し帰途につきました。


11月23日(勤労感謝の日)

 「近江・美濃 永源寺・鶏足寺・多良峡 の紅葉めぐり」阪急トラピックス バスの旅です。新聞広告ではカラーで次のような文言が記されていました。
 紅葉その1 近江随一の紅葉の名所 永源寺へのご案内!!   紅葉その2 見事な紅葉のじゅうたん 鶏足寺へご案内!!  紅葉その3 知る人ぞ知る紅葉スポット多良峡へのご案内!!  「松茸ご飯食べ放題・松茸すき焼き御膳! というもので、その広告に惹かれた感があります。
 
 昨年、嫁さんとは10月21日、「高野山金剛峰寺へバスの旅」に出ましたが、やはり、紅葉真っ盛りでした。我ながら良い写真も撮れています。

 7時30分の梅田集合に合わせて、5時35分には家を出ました。集合場所には7時10分に到着、集合場所前のコンビニで熱いコーヒーを買い求める時間は十分にありました。さらに、参加者の中に遅刻するお仲間がおり、15分ほど遅れての出発となりました。私たちのバスは4号車。お仲間は45人。梅田集合の4台のバスのお仲間は200人にもなります。

 添乗員さんが説明を加えた地図を2枚渡してくれました。  今日の行程       と鶏足寺と石道寺の道順です
 
 8時、お仲間の乗車場所、新大阪駅に着きました。      8時30分、「万博公園」の横を通過します。     8時45分、大山崎トンネルに近づきます。ここは2本のトンネルが掘られています。      9時15分 「草津SA]に入ります。       9時35分、通称近江富士(三上山)の横を走ります。        「八日市IC]で高速を降ります。       

「永源寺」へ
 10時05分、「永源寺」近くに。       10時10分、「永源寺」の駐車場へ、横に「愛知川」が流れています。        愛知川の向こうに紅葉で囲まれた「永源寺」看板が見えます。      橋を渡ります。紅葉が見えてきます。        オリンパスで撮りました。このオリンパスは色彩が明瞭に撮れるので試しています。色彩が楽しめます。         愛知川の上流です 1。        愛知川上流 2。         橋を渡ると人が溢れ、案内板があります。正式には「永源禅寺」のようです。     広場にお店が出ています。美味そうな匂いが漂っています。        添乗員の後を、坂を上ります。       目の上の紅葉         オリンパスの紅葉、真っ赤な紅葉と、後ろの緑。        「十六羅漢」が岩に置かれています。1)        2)         3)         紅葉を求めて上ります。         「総門」前に。          「山門」前は紅葉の隧道」
 
 「臨済宗永源寺派大本山」 ページの載せられた境内案内図です。

 「山門」(重要文化財)です。        解説板が打ち付けられています。         「山門」と紅葉          「山門」内の人込み         「本堂である方丈」前部は紅白の祝い幕に覆われています。         方丈階段前階段上からの撮影 1)         方丈階段上から 2)         本堂である方丈内 1)        本堂である方丈内 2)         本堂である方丈内 3)         
 方丈内で御本尊「世継観世音菩薩」は秘仏ですが当日は御開帳してくれていました。御簾の中の御本尊を拝ませていただきました。        

 「大悲」堂、内には仏さまが。         「鐘楼」と もみじ 1)         2)          3)       もみじの落ち葉          山門ともみじ         下り道からの景観です。        11時5分、広場まで降りてきました。         「愛知川」です。        「愛知川」上流をお別れに。     
 11時10分、出発です。

 「鶏足寺(けいそくじ)」へ


 11時30分、鶏足寺へ向かう高速道路を走ります。「湖東三山P3キロ」の表示。         11時50分、『伊吹山」の全貌が右手に         12時10分、「賤ヶ岳PA4キロ」の表示         

 12時30分、多くのの観光バス、もちろんトラピックスばかりではありません。人々は当然群れています。 
 マップで分かるように、多くの見どころがあります。
 
 与志漏神社(よしろじんじゃ)鳥居          鳥居の額には難しい文字(輿志濾神社)が書かれています

 神社前の紅葉 1)        神社前の紅葉(オリンパス) 2)          (旧)岩戸寺解説版          岩戸寺         春日社解説版           与志漏神社脇社春日社・八幡社         春日社・八幡社      
  己高山・鶏足寺鳥瞰図         己高山(こだかみやま)解説版          
 
 鶏足山寺・石道寺に続く道には人々の列が続いています。         道の脇には小さな水車(芋の皮を剥ぐ為)が小川に回っています。         鶏足寺(旧飯福寺)への最後の石段          鶏足寺本堂         ここからお詣りにこられる方々を見下ろします。        

 大門跡から見上げると鶏足寺もみじ狩りの目玉「紅葉のじゅうたん」 A)        B)        C)        D)         E)         F)         見納めとしての もみじ         

 真義真言宗豊山派 石道寺(しゃくどうじ)
 石道寺への道           己高山石道寺(ここうさんしゃくどうじ)本堂            石道寺解説版         御本尊十一面観音像(重文)(こけふかき いしのみちでら たずにきぬ よよにくちせぬ のりのしるしを 石道寺御詠歌) 本堂内に入り、御本尊を拝みました。     

 帰り道のワンショット、赤と緑の対比を大事にしました。         

 バス出発時間が14時50分と思い、ゆっくりと歩いていると携帯が鳴りました。添乗員さんから14時の集合時間と告げられました。時間は14時10分をまわっています。嫁さんと駆け足でバスの停車地まで向かいました。お仲間の皆様にお詫びをしながら乗車しました。下車前の添乗員さんの通達は14時50分だったので、遅れたのは私たちだけではなかったのが救いでした。

 多良峡(たらきょう)へ

 14時40分、再々度の伊吹山、今度は南からの山容です。         15時10分「伊吹SA]です。           
 バスは「関ケ原IC」で高速を降り、大垣方面に走ります。「牧田川」沿いの道を上り、さらに、多良峡への険しい、上り路を喘ぐように登ります。狭い道の片側に多くの車が駐車しています。道路が駐車場に化しています。
 添乗員さんの指示でこの地点で下車をします。自動車道を外れ、坂道を下り、キャンプ場に着きました。
 
「多良峡森林公園」                 牧田川に架かる吊り橋と川の流れが見えています。
 15時50分 吊り橋まで行きました。         吊り橋です。         

吊り橋を10人ほど歩くと、夫々の歩調が合い、大きく揺れることになります。皆がびっくりして歩みを止めると自然に揺れが落ち着いてきます。 橋から上流に向け景色を撮ります。         下流に向け景色を撮ります。         
 川床に降りて撮影します。A)       B)           C)          D)橋上には沢山のお仲間が歩いています。            E)     
 
 帰りの橋上には沢山のお仲間が歩いてきます。        橋からオリンパスで川堤のもみじを撮ります。1)        2)         16時10分 多良峡のもみじの筆頭か?         16時45分 帰りのバスに向かいます

 16時40分、関ケ原古戦場の跡   に在る「レストラン花伊吹」に到着。      16時50分 「松茸すき焼き」「松茸ご飯食べ放題」の夕食、もちろんビール1杯、熱燗1本を付けてたっぷりと頂戴しました。    

 17時50分、大阪へ戻りの途に就きました。        20時丁度、新大阪へ戻ってきました。

 いつもは梅田で夕飯を食べて帰るのですが、今日は「松茸ご飯」をたらふく食べていましたので、北新地駅から直に、松井山手駅へ、また、バスが5分後にあり、9時過ぎには無事に帰宅できました。チョットと疲れました!!!

 この日は、ニコン一眼レフ、カシオのHS、オリンパスの3台を持参し撮影しました。色彩は大きな違いがあり、オリンパスはポスター写真に近い発色をしています。ニコン一眼レフはさすがに風景どおりの落ち着いたのもです。カシオはハイスピード撮影が可能で、バスの中の写真、忙しい時点での撮影に適しています。


「作者近況の欄です」