生駒縦走
暗峠を経験しました。
背景は飛鳥方面です。大和三山がくっきりと望めます。


2009年11月21日
 以前から「万葉の旅の」一つとして、奈良の郡山から矢田寺、東明寺から暗越奈良街道を通り、暗峠に行き着く旅を考えていました。今回、図らずも高校同窓会関西支部のイベントの一つとしての生駒縦走の交差地として「暗峠」を経験することとなりました。今回の縦走の中にある暗峠、鳴川峠ともに縦走の道筋といては、谷間にあり決して峠という感じではありません。でも、飛鳥、藤原京、奈良京から難波へ出る場合の山越えは当然山の頂上付近に道が出来ていたのではなく、山と山との間、今回経験した、一見谷と見える場所であったのでしょう。「万葉の道」の中に「生駒山へ直登する暗峠までの山路歩きである。暗越奈良街道は、平城遷都とともに大和と難波を結ぶ最短距離のコースとなった。」と記されています。さらに、「やがて最後の急坂、石畳の道を登りつめると、標高450メートルの暗峠に着く。・・・」とあります。
 
妹に逢はず あらばすべなみ 岩根踏む 生駒の山を 越えてそ我が来る (巻15・3590)

難波津を 漕ぎ出て見れば 神さぶる 生駒高嶺に 雲そたなびく(巻20・4380)

 生駒山は大阪からも奈良からもその山頂が望めます。当然、山頂からは四方の眺望が望めるわけです。初めての経験でした。

 以下は写真集としてまとめてみました。
 
 1) ロープウェー宝山寺駅から宝山寺への道からの景観。山城方面が見えます。(小生が住む所ですので、贔屓目です。ほんのウッスラと見えるだけです。

 2) 宝山寺境内。宝山寺は大変沢山参拝する仏様があり、御利益があるのはどの仏様かお訪ねしたく感じます。

 3) 生駒山山頂の「スカイランドいこま」内の滝。見晴らしもよく、大変楽しげな乗り物などが揃っています。

 4) 府民の森なるかわ園地からの景観。    

 5) 暗峠碑     峠百選の標識

 6) 鳴川峠はトンネルになっています。標識です。

 7) 鐘の鳴る丘展望台からの景観

 8) 飛鳥方面が望めます。左から「耳成山」・「畝傍山」「天香具山」が見えています。

 9) 色ずいている木がちらほら。    そして、山茶花の花か?

 生駒駅から歩いたメンバーは約14キロ。小生等ケーブルを使用したものは、約12キロの楽しい山歩きでした。高安山からケーブルで下山。近鉄電車で鶴橋へ。美味しく楽しいビールと焼肉。企画、案内をしてくださった幹事さん方に感謝!!感謝!!!です。ありがとございました。


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