春の京都 さくらを愛で、京料理を満喫する 高校時代からの友人達8人での 楽しい旅です。 2015年4月7日、8日 |
2015年4月7日、お天気はいま一つ、「さくらを愛でる旅」ではありますが、お目当てのいま一つはミシュラン三ツ星「菊乃井本店」で京料理を満喫すること、そして議論好きの信州人の本領を発揮することです。 まず、「花より団子」でページを始めたいと考えました。 「菊乃井」の御主人は村田吉弘氏です。関西ローカルのテレビでは京料理のドンとして度々顔を出しています。小さな自動2輪に乗り、近所の食堂でそのお店の特徴あるメニューの昼食を摂っている姿をテレビが放映しています。でもその実、京料理を海外に広める活動も頑張っているのです。 お店紹介での「菊乃井・村田吉弘氏のごあいさつ」です。 「料亭とは?」と聞かれると、私は「基本は飯屋です」と答えます。 定食屋や割烹と同じく、おいしい料理を召し上がっていただきたいという点では違いがありません。しかし、少し違うところは、料亭にとって料理は、一部であって全てではありません。店の佇まい、しつらえの贅沢さや風情、女将のもてなしなどが、複合的に楽しめる場所が料亭で、私は「大人のアミューズメントパーク」だと思っています。 料亭というところは、どうも敷居が高い所のように思われがちですが、決してそうではありません。京都では普通の人が、日常と少し違う空間で、ちょっとした贅沢を楽しむ時に利用する場所です。 日本料理を楽しんでもらいたい。料亭の良さをもっと味わっていただきたい。そんな場所としての「菊乃井」を、これからも多くの方々に、お気楽にご利用いただければと願っています。 夕方、5時15分、「菊乃井本店」に到着しました。季節を大切にする和食、京料理を味わいます。お料理の写真撮影の許可を得て撮りました。 お酒は、京都伏見「松本酒造」の「山田錦」でのお燗酒となりました。優しい口当たりはお料理の味を引き出してくれています。 松本酒造へは、深志高校同窓会関西支部のイベントで訪れ、立派なお座敷で試飲お酒の頂戴し、優しい味わいの「桃の滴」をお土産としたことを覚えています。 「卯月の献立表」に基づいたお料理です。 先 付 鯛白子酒蒸し 生この子・ぽん酢掛け たらの芽・レモン汁 八 寸 鯛木の芽寿司 蕨烏賊 一寸豆 蝶々長芋 蛍烏賊塩辛 飯蛸 花弁百合根・いくら 花弁独活(うど) 花見団子(鯛肝松風・海老・アボカド) 向 付 一、明石鯛 金目鯛焼霜・ぽん酢ジュレ あしらい一式 二、小鮪・黄味醤油 辛子 蓋 物 ぐじ桜花蒸し 蕨 煎り道明寺 露生姜 焼 物 桜鱒燻焼き 鴨桜焼き 口直し 苺山葵ソルベ 中猪口 木の芽豆腐 こごみ 山独活 蕗(ふき)木の芽 花弁生姜 強 肴 若竹煮 筍 若布 菜種 木の芽 御 飯 筍御飯 木の芽 止 椀 うすい豆すり流し 揚げ海老真丈 花弁独活 香 物 菜種漬け 大根どぼ漬け 柴漬け 水 物 ピスタチオアイス マンゴースープ 天盛りピスタチオ お料理、お酒、会話を存分に楽しめた3時間余りでした。女将の村田京子さん、係の中居さんとのチョットずれた?会話もお料理のいま一つの”つま”となりました。 菊乃井からはタクシーで京都駅前に、そして、2時間余りのカラオケ、そして、グランヴィアホテルの部屋で今一度、K氏が持参してくれたお酒で、1時過ぎまで。このあたりの正確な記憶はありません。面目なし!!! 8日の朝は、野菜中心の和定食をゆっくりと味わいました。幸いに前日のお酒の影響は少ないようです。 8日のお昼は、前年、2014年5月21日訪ねた際に前日の影響で、飲むことも、食べる事も出来なかったお仲間がリベンジを希望したことから実現した「京都伏見神聖酒造 鳥せい本店」です。 鳥せい本店前に着いたのは11時20分、数名の方々が店の前に開店を待っていました。確認すると11時30分とのことでした。開店時間の11時半となると、なんと列は50人近くになっていました。予約してある我々はゆっくりと2階の別室に。(先着で席を占める一階の酒造らしい雰囲気は、また、良き趣があります) ブラインドで仕切られた同室の向こう側には、5人ほどの中年女性が女子会を開こうとしています。 松本へ帰る方々の時間を考えると、14時頃に宴会を終了することがベターということで、早速、日本酒のお燗を人数分、8本を注文し反省会を始めることとなりました。 前夜の畏まった料亭での飲食と違って、焼き鳥屋的な、ざっくばらんな雰囲気での飲食は、さらに議論のテンションを揚げることとなりました。 お酒は1合徳利8本、2合徳利12本、ビール2本を各種焼き鳥、鳥皮ポン酢、鴨ロース、手羽先、なんこつ等をつまみに平らげ、更に、締めとして、名物の「親子丼」を7つ平らげることになりました。齢の割には驚異的な方々で、呆れてしまいます。 次回、この秋の旅は、前回の鳥羽でも話題にのっていた「北陸新幹線」の開業に鑑み、金沢方面への旅を目指すこととなりました。幹事さんは松本在住の2名が名乗り出てくれたようです。 帰りがけにお隣で女子会を続ける女豪達へのアイサツを忘れない”ズクのあるマメ”な仲間の存在は、この会の続くであろう証となるのでしょう。 |
![]() 八重紅枝垂桜 |
2015年4月7日 京の桜を愛でる会 昨年比べ、関西地方は桜の開花が1週間ほど早く、また、天候が不順の為、気温が上がる晴天の日には一気に開花が進み、4日の好天気以外は雨模様であったため桜見物の出来る日は他にありませんでした。 京都の旅は7日、8日であり、最後のチャンスと考え、4日、平安神宮、青蓮院門跡、知恩院、円山公園、八坂神社を訪ね、菊乃井の所在を確認しました。もちろん、多くの写真を撮ってきていますので、本番が不十分であった場合は、十分に対応する用意が整えられました。 参加の皆さんには、恒例のように栞を作り、メールで発信しました。 4月7日、13時、グランヴィア京都のロビーに集まり、チェックイン、荷物を預け、タクシーで「平安神宮」へ向かいました。幸い、雨は落ちていません。 13時45分、見事な朱色の「応天門」前に着きました。まずは、神苑に入ります。 雨は落ちていませんが、前夜までの雨により散ってしまった桜の花弁が水の流れに漂っています。 やはり外人風の方々が多く見られます。 飛び石の道も出来ています。風情のある景色と思うのですが。 この日は仲間の写真撮りを中心としていたため、さくらが満開の神苑の景色、詳細は4日、下見の項でアップします。 14時35分、「青蓮院門跡」に着きます。名物の巨大なクスノキ、2本が迎えてくれます。 門を入る紅い着物が目立ちます。 池を挟んだ庭園の向こうに桜木の名残が写っています。 お抹茶をお願いし、一休みします。お菓子を包む青蓮院専用の和紙は「粟田御所」の印と菊の御紋章が印字されています。 御簾の向こうには「国宝青不動明王」画像複製があるはずです。 宸殿のお庭には「右近の桜」・「左近の橘」が植えられています。宸殿である証明と言えます。 宸殿と右手向こうには「本堂(熾盛光堂(しじょうこうどう)」(ご本尊 「熾盛光如来」が祀られています) 知恩院 綺麗な工事中の案内図が掲示されています。 知恩院方丈のお庭へは始めての入場です。実は方丈への入室が出来ると思っており、出来れば襖絵を拝見したいと思っていたのです。確認したところ5月の連休中に公開されるとのことでした。 「二十五菩薩のお庭」の紹介です。 お庭 1 景 お庭 2 景 16時35分、お花見でお祭りのような「円山公園」を散策し、「名物 大枝垂れ八重桜」前で、記念写真を撮ってもらいました。 「八坂神社」にお詣りし、時間調整を考え、「祇園 花見小路」を散策することとしました。16時55分、偶然に舞妓さんがお茶屋さんに入る後姿が撮れました。 17時20分、お目当て「菊乃井」へ到着しました。 |
4月4日、下見との名目で、京都のさくらを観賞しました。 4月4日、久しぶりの晴天となり、気になっている仲間との京都の旅の下見に出かけることとしました。京都のソメイヨシノはお天気の関係で今年最後の機会となることが予想されています。 4月4日、9時半に京阪電車・京阪三条駅に到着し、平安神宮までの道を歩きます。 10分ほど歩くと、朱色の大鳥居が見えてきます。 「琵琶湖疏水」の両側には見事な”さくら”が見られます。 東山を背景に琵琶湖疏水の”さくら”が迎えてくれます。 やはり朱色が眩しい「応天門」です。 神苑の入り、回遊します。 園内1 園内2 園内3 園内4 園内5 園内6 園内7 園内8 園内9 園内10 園内11 園内12 園内13 琵琶湖疏水横に立つ京都市立博物館敷地内の”ソメイヨシノ”です。 ソメイヨシノ1 ソメイヨシノ2 朱色の大鳥居とソメイヨシノ 10時50分、「青蓮院門跡」へ着きました。 青蓮院1 青蓮院2 青蓮院3 青蓮院4 青蓮院5 青蓮院6 青蓮院7 青蓮院8 11時30分 青蓮院の塀外の桜と地を彩る花弁を眺めながら「知恩院」へ向かいます。 「知恩院」正式には「華頂山知恩教院大谷寺(かちょうさんちおんきょういんおおたにてら)で「華頂山」という三門の扁額が掲げられています。浄土宗総本山です。 三門に入ると急な階段、男坂です。 男坂上から三門を見おろします。 朱色の多宝塔です。 女坂途中の三門を背景とした、ソメイヨシノと椿です。 「円山公園」はお祭り騒ぎです。 静かな佇まいもあります。 円山公園の名所はこの大きな枝垂れ桜です。 「八坂神社」拝殿。ここも舞台は改修中のようです。京都の寺社はあちこちで改修工事をおこなっています。 「菊乃井」前まで道をしらべました。 この辺りも桜が真っ盛りです。 お料理、雰囲気、お酒、会話、すべて言うことのない京都高級料亭での宴会でした。 |
2015年4月8日 9時、チョット雨が残っていますが、タクシーで「伏見稲荷大社」へ向かいました。大社前についたところ、まだ、少し雨が感じられます。コンビニで購入しようとしたところ、コンビニの前にビニール傘を中心にして、貸出自由らしき傘が何本か置いてあり、借用することとしました。 大社拝殿前 千本鳥居の道案内です。9時38分、「熊鷹社」、これから登ります。 朱色の千本鳥居道で行き違うのはほとんどが外人(90%)、やはり京都で最も人気なのはここでした。 9時52分、「下の社・白菊大神」です。 白菊大神前を抜けました。 10時13分、狐の置物が迎えてくれます。 10時17分、権太夫大神(お稲荷様には、ホントさまざまな神様が祀られています) 京都の東山、稲荷山からの景観1 景観2 いま一つのお天気で、十分に御山を楽しむことが出来なかったため、早目に昼食場所「鳥せい」に向かうこととしました。タクシーを拾うことが難しかったため、京阪電車での旅となりました。 11時20分に、鳥せいに到着すると、数人の方々がお店の開店を待っています。皆さんが11時30分が開店だと教えてくれ、並ぶようにアドバイスしてくれました。開店寸前には50人ほどの列が出来ていました。人気のほどが明瞭です。 過って、孫連れの眷属で来た折は、1時間半ほど待たされたことがあります。お昼と夕方は今でもこの傾向があるようです。 本店の横には井戸水「白菊水}を無料提供する蛇口が置かれ、給水している方が頑張っていました。 鳥せいでの反省会は例年どおり、ホント楽しい会となりました。ブラインドで分けられているだけの部屋の向こうは女子会らしいメンバーが盛り上がっています。我々ももちろん、言いたい放題の会話で負けてはいませんでした。 |
作者近況の欄です9 |