2017年11月16日・17日
高校時代からの友人8人で
秋の吉野山を訪ねました。


16日は我が国初代神武天皇をお祀りする「橿原神宮」
そして御廟所である「神武天皇陵」
「橿原考古学研究所付属博物館」で「黒塚古墳のすべて」を学習

吉野を代表する宿坊「竹林院群芳園」に泊まり
17日には吉野に馴染み深い歴史上の人物に迫りました。
景色の中には3日の下見分も含まれています。

吉野の旅のしおりです。


平成29年11月16日
 
 12時30分に近鉄電車京都駅改札前に集合しました。東京からの1人は15分頃に顔を見せてくれ、信州からのメンバーは30分ギリギリに昼食を終えて楊枝を咥えながらエスカレーターで登ってきました。無事に8名が揃い、案内係の私はようやく安心。橿原神宮前駅行きの特急電車は12時50分に出発します。
 電車は途中、私が住まいする京田辺市大住ケ丘の高台が木津川越しに見えています。
 
 橿原神宮

 橿原神宮前には14時前に到着。       神宮周辺の地図です。      
「橿原神宮」へ向かいます。        10分弱歩くと、お宮前に着きます。         参道の両側に行灯が整列しています。         神宮門前には多くの鴨が餌を探す深田池があり、皆に紹介し、皆の写真を。         南神門前では七五三のお祝い記念写真を撮っています。          広く一面砂砂利の境内は清楚です。          拝殿から厳かな雰囲気が漂う内拝殿・幣殿・本殿を撮ります。          右手回廊に「神武天皇御一代記御絵巻」が20枚掲示されています。     「神武天皇東遷の軌跡」        「高倉下師霊の剣を奉り危難を払う」       「饒速日尊 長脛彦を誅して帰遵」         「天皇崩御」         

 お参りを終え、砂砂利を歩き、北神門へ向かうと丁度時期です。「菊展」が開かれていました。それぞれ見事なものです。   

 橿原神宮は、神武天皇および媛蹈鞴五十鈴媛(ひめたたらいすずひめ)皇后をお詣りしている旧官幣大社です。 
 天皇は、皇孫・瓊瓊杵尊から4代目にあたり、第一代天皇の位につき、神日本磐余彦火火出見天皇(かむやまといわれひこほほでみのすめらみこと)とも言われています。

 皇后は『日本書紀』では事代主命、『古事記』では大物主命(事代主命とも「饒速日尊(「にぎはやひもみこと)」の娘神です。

 饒速日尊については、   を参照してください。チョット長すぎますが。
   
 明治23年(1890)3月、橿原神宮の社号が宣下されて官幣大社に列せらら、同4月2日の勅使参向のもと、御鎮座祭が行われました。

 神武天皇陵

 北神門を出て歩くと、「森林遊苑」・「若櫻友苑」があります。先行してしまった私たちに電話が入り、「菊展」を鑑賞していて遅れてしまった仲間がおり、チョット混乱がありました。もちろん、案内係の責任です。申し訳ないことです。
 「畝傍山(標高199m)」の麓には「若櫻友苑」があり、先の大戦の「第十三期海軍甲種予科訓練生 殉国の碑」・「航空母艦 瑞鶴の碑」があり、我が国の戦闘機の写真が展示されていました。

 「神武天皇陵」へ向かう道に周辺の地図がありました。        「神武天皇陵(畝傍山東北陵)」入口に到着しました。         陵の案内です。        見事な森の崖路の向こうに天皇陵が望まれます。        陵前で黙とうをします。        

 畝傍山の北東の麓、橿原神宮に北摂した神武天皇陵は、円丘で周囲は100m、高さ5.5mの広い植え込みがあり、幅約16mの周濠をめぐらせています。
 奈良県立考古学研究所博物館

 15時20分、案内係の独断と偏見で「奈良県立考古学研究所付属博物館」へ案内してしまいました。嫁さんとの下見の折、特別展「黒塚古墳のすべて」を鑑賞し、「黒塚古墳」から出土した見事な「33枚の三角縁神獣鏡・1枚の画文帯神獣鏡」その他を紹介したいと考え強引にルートに入れてしまったのです。

 博物館の入口です。       入り口を入ると何点かの展示品があります。写真は天然石の石棺?
 入館ご展示室に入る前に、ビデオを観賞してもらいました。           

 

 
 16時50分の吉野駅への特急に乗車したいと考えており、皆さんには鑑賞を急かせてしまいました。申し訳ありません。

 博物館からはタクシーで橿原神宮前駅へ向かい、特急には間に合いましたが、吉野駅への途中はすでに夕闇に包まれてきました。
 吉野駅前には「竹林院群芳園」のお迎えのバンが来てくれており、暗闇の中、くねくねの急坂をお宿に向かいました。
 18時過ぎにいはお宿に到着、ひとふろ浴びて、18時45分から夕宴に入りました。
 
 料理は「鴨鍋」を中心とした十分なメニューで、いつものように存分にお酒を頂戴し、語り合いました。この時間が我々の最も重要な時間です。
 宴会の後、持参したウィスキーを皆で味わいながら、話は続いたようですが、最後には私の記憶も飛んでいたようです。
 

 


平成29年11月17日

 いつもの時間に起き、まずは朝風呂です。前夜と違い、露天風呂付のお風呂に代わっていたので、もちろん朝の清冽な空気を吸いながらゆっくりと浸かりました。
 風呂から上がり、7時30分、本館と別館をつなぐ渡り廊下から写真を撮ってみました。早朝の紅葉と建物の佇まいが撮れています。
 
   1)        2)         3)          4)        ガラス戸越しですから、良い写真ではありません。
 

 7時45分から朝食です。朝風呂を楽しんだ後ですから、もちろん、ビールは一杯。鮎の甘煮は美味でした。       

 ガイドさんは9時に来てくれることになっています。その前に「竹林院」の趣を撮影しました。
   1) 玄関です        2) 正式の正面玄関、         3) 襖、大きな花瓶が置かれています。          本館玄関前での全員の記念写真を撮ってもらいました。
      

 9時過ぎ、ガイドさんの案内で「群芳園」へ入り、種々説明を聞きました。
 「群芳園」は池泉回遊式庭園であり、「當麻寺中の坊」・「慈光院」と肩を並べる大和三名園の一つです。

 紅葉の「群芳園」 1)         2)          3)           4)          5) 左手にある高台からの景観です。            3日の下見の折のものです。

 3日、下見ではお宿から少し登った地点まで行き、上千本方面を撮影しました。   1)         2)         竹林院から右手に少し坂を上った場所からのものです。

 竹林院群芳園の直ぐ下にあるは宿坊「櫻本坊(さくらもとぼう)」。「竹林院」は金峯山寺の第一の宿坊で、以下に「桜本坊」ほか「喜蔵院」、見事な多宝塔がある「東南院」があります。         

 降る道の右手、建物の間から川向こうの「如意輪寺」近辺の紅葉に染まった木々が見えています。  1)        2)       3)        4)       

 下りの左手には「勝手神社」がありました。  1) 解説版        2)         

 やはり左手にこの地の名物「陀羅尼助」の発売元「藤井利三郎薬房」があり、宮さんが購入してくれ、皆には試供品を持たせてくれました。 

 吉野山のお目当ての一つ「吉水神社」鳥居前に着きます。  1) 鳥居をくぐると、すぐ左手に「蔵王堂」が望める場所がありました。          2) 是より吉水院の碑      3) 紅葉の元の急坂を登ります。       4) 上千本を望む展望台から(A)        5) (B)         6) (C)    
      7) 「吉水院」正面         8) 院入ります。          9) 義経居間          10) 後醍醐天皇の玉座         11) 義経鎧         13) 後醍醐天皇お道具          14) お庭           15) お庭からの蔵王堂          

 日付けの入ったカメラは色彩が強烈に出やすい為に、紅葉の撮影の折に使用しています。

 店を巡りながら坂を降り「金峯山寺」に到着。  1) 金峯山寺蔵王堂に着きました。          2) 蔵王堂正面           3) 左手から入場します。          4)  吉野山歴史年表        5) 金峯山寺の蔵王堂以外の堂宇(南朝妙法殿など)がしてに見えています。        

 昼食反省会は「初音」、見晴らしの良い2階の部屋で、いつもの通り、存分に飲み、食べ、語りました。ただ、料理、お酒の程度が万全ではなかったことをお詫びします。  

 


作者近況9